新潟県は6日、ツキノワグマの出没による人身被害の深刻化が懸念されるとして、『クマ出没特別警報』を発表しました。

秋の行楽のピークとなる3連休を控え、県民にクマへの最大級の警戒と命を守る行動をとってもらうのが狙いで、これまでの『クマ出没警戒警報』から警戒段階を引き上げます。

【新潟県がクマ出没特別警報を発表した理由】
〇4月から9月までのクマの出没・目撃件数と人身被害者数が過去最多となったこと。(人身被害者数は10月を含め10人に)
○ この秋は、奥山のクマのエサとなるブナの実の成りが「凶作」となっていて、人の生活圏に出没する恐れが高く、9月に4人、10月に1人の人身被害が立て続けに発生していて、うち3人が人家周辺での発生であったこと
○ 過去の「凶作年」では、人身被害が 10月以降に多く発生していて、今年は人身被害の深刻化が懸念されること

新潟県が『クマ出没特別警報』を出すのは、2023年以来3度目で、警戒強化期間は11月30日までとなっています。