■第79回国民スポーツ大会 成年女子100m決勝(6日、滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム)

国民スポーツ大会の成年女子100m決勝に、100mハードル東京世界陸上代表の中島ひとみ(30、長谷川体育施設)が出場し、11秒66(+0.4)の2着に入った。優勝したのは、御家瀬緑(24、住友電工)。タイムは11秒57(+0.4)だった。

100mハードルでは12秒71の日本歴代2位の記録を持つ中島が、前日の5日、100mの予選に出場した。同じ組の200m日本記録保持者で、東京世界陸上代表の井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)を猛追し、ゴール直前でかわして、見事1着でフィニッシュ。全体トップの11秒60で準決勝に進んだ。午前11時から行われた準決勝では、50m過ぎから中島が加速し1着でフィニッシュ、11秒59(+1.2)をマークし全体トップのタイムで決勝進出を決めた。

決勝は、御家瀬がスタートから飛び出し、先頭に立つと一度もトップを譲らず1着でフィニッシュした。中島は後半追い上げを見せたが、届かず2着に入った。フィニッシュ後、中島は笑顔で御家瀬と抱き合い、健闘をたたえ合った。

*写真は東京世界陸上の中島ひとみ選手