■陸上 ダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会(日本時間7日~8日、スウェーデン)

男子棒高跳に世界記録保持者のA.デュプランティス(26、スウェーデン)が出場し、自己ベスト(6m32)からは程遠い5m80で2位となり、地元・スウェーデンでの優勝とはならなかった。

スタートの5m40をパスしたデュプランティスは、続く5m60の1回目でまさかの失敗。2回目の跳躍でクリアすると、5m70をパス。5m80は1回で成功し、この時点でデュプランティスを含めて5人に絞られた。

5m90をデュプランティスはパス。K.マーシャル(29、オーストラリア)のみ3回目で成功し、デュプランティスにプレッシャーをかける。続く6m00をマーシャルはパス。観客の手拍子に乗ってデュプランティスが1回目に挑むが、足がバーに当たり失敗。2回目もバーを落としたデュプランティスは3回目をパス。

バーの高さは5㎝上がり6m05に。デュプランティスは1回目を失敗すると以降は跳ばず。マーシャルは2回挑戦したが成功せず、ここで跳ぶのをやめた。そのため、5m90を跳んだマーシャルが1位、5m80を跳び、5m90をパスしたデュプランティスは2位となった。

デュプランティスは、3月13日のモンド・クラシックで、自身の持つ世界記録を1cm更新する6m31で優勝、15回目の世界記録更新となった。その9日後に行われた世界室内陸上では6m25を跳び、大会新記録での優勝を果たした。さらに5月16日のダイヤモンドリーグ上海大会でも6m12の跳躍を見せ大会新記録で優勝するなど、今季は序盤から好調を維持していた。

■アーマンド・デュプランティス
1999年11月10日生まれ、元棒高跳の選手だった父が作った自宅裏庭の練習場で競技を開始。2015年のU18世界陸上、2018年のU20世界陸上で金メダル。世界陸上は2019年ドーハで銀メダル。その後、2022年オレゴン、2023年ブダペストで連覇。五輪は2021年東京、2024年パリで金メダルを獲得。2024年には大谷翔平やテニスのN.ジョコビッチ、サッカーのレアル・マドリード所属のV.ジュニオールなど錚々たる面々を抑えて、国際スポーツプレス協会(AIPS)が選出するスポーツ界の年間最優秀選手に輝いた。2025年9月の東京世界陸上では6m30を飛び、自身14回目の世界記録更新と世界陸上3連覇の偉業も達成。超満員の国立競技場を熱狂の渦に巻き込んだ。