きのう夜、川崎市で起きた東急田園都市線の列車同士の衝突・脱線事故で、東急電鉄は事故車両の写真を公開しました。一部区間で見合わせている運転再開の見込みはたっていません。

東急電鉄によりますと、きのう午後11時すぎ、川崎市の東急田園都市線梶が谷駅に到着しようとした渋谷行きの普通列車が回送列車に衝突し、回送列車の先頭車両が脱線しました。

東急電鉄は先ほど、事故車両の写真を公開しました。

普通列車には乗客149人が乗っていたということですが、けがをした人はおらず、運転士にもけがはなかったということです。

この事故の影響で、始発から田園都市線は渋谷駅と鷺沼駅の間で運転を見合わせているほか、大井町線でも二子玉川駅と溝の口駅の間で運転見合わせとなっています。

運転再開のめどはたっておらず、東急電鉄は振り替え輸送を実施しているとしています。

東急電鉄によりますと、事故当時、回送列車は停車していましたが、この停車位置が不適切だった可能性があるということです。

今後、運輸安全委員会による調査が行われる予定だということです。