2023年から夏場の高水温などで大量のへい死が確認されている陸奥湾ホタテについて。宮下知事は、ホタテ養殖が陸奥湾に適しているか問い直す必要があると考えを示しました。
宮下知事は3日、東青地域の市町村長との意見交換会で陸奥湾ホタテについて話し合いました。
陸奥湾ホタテは2023年から夏場の高水温などで稚貝がへい死する被害が続いていて、2025年も複数の漁協で稚貝が大量に死んでいるのが確認されています。
こうした状況から宮下知事はホタテ養殖が陸奥湾に適しているのか問い直す必要があると考えを示しました。
宮下宗一郎 知事
「ホタテガイの生産が本当に陸奥湾に適しているのかどうかを問い直さなければいけないような時期が来ているのかもしれない」
「どのように今の漁を続けていくのか、あるいはそうでない道があるのかについて(漁業者と)話し合いを進めていかなければいけない」
青森県は海水温が下がりホタテの体力が回復した11月中旬に生育状況を確認する実態調査を行い、対策を講じる方針です。