全国の鉄道愛好家が青森県七戸町に集まり、かつて南部縦貫鉄道で運行していたレールバスに乗車しました。
オレンジ色の丸みを帯びた愛らしい車体で線路を走るのは、2002年の廃線まで七戸町と野辺地町を結ぶ南部縦貫鉄道で運行していた「レールバス」です。
全国で鉄道の保存活動をする日本鉄道保存協会が七戸町で総会を開いたことを記念して、5日、会員に向けたレールバスの体験乗車会が行われました。
宮城から訪れた会員
「現役時代に乗りたくても乗れなかった なかなかチャンスなくて感無量」
神奈川から訪れた会員
「南部縦貫鉄道を残そうとする愛を感じた 走らせられるように維持・管理されている保存会の努力がすごくありがたい」
レールバスはバスの部品が使われた小型の鉄道車両で、動く状態で保存されているのは全国でも七戸町だけです。
会員たちは保存状態の良さに感心しながら、旧七戸駅の構内で往復800メートルの運行を楽しみました。