イスラエル軍は攻撃停止を指示 ハマス側とは“食い違い”も

トランプ大統領(3日)
「すごい日だ。どうなるか見てみよう。誰もがこの戦争を終わらせ、中東の平和を守りたいという思いで一致していた。その達成は目前だ」
これを受ける形で、イスラエル軍は、地上作戦を展開していた北部にある最大都市・ガザ市での攻撃停止を指示したと報じられています。
一方で、トランプ氏の和平案とハマス側の主張には、いぜん隔たりも。和平案に示されたハマスの武装解除に関して、ハマス幹部の1人は...

ハマス幹部 マルズーク氏(3日)
「(イスラエルによる)占領が終わり、パレスチナ人が自治権を行使し、パレスチナ国家が樹立されれば、ハマスはいかなる武器も持たない。これは最初から言ってきたことだ」
イスラエル軍の撤退時期が明確ではなく、「武装解除はしない」と示唆しました。こうしたなか…

ガザ市民(4日)
「弟が建物の中で死んでいた。弟が死んでしまった」
爆発音が響く4日のガザ市。停戦合意は本当に近いのでしょうか。
トランプ氏が攻撃停止を要請した後もイスラエル軍の攻撃は続き、過去24時間で少なくとも66人が死亡しているのです。
ガザ停戦への祈り
4日夜、都内にある増上寺には多くの人の姿が。ガザの即時停戦を呼びかけるために集まりましたが、急遽伝えられた、停戦に向けた動きについて。

参加者(4日)
「必要な物資を早く届けて、子どもたちがほこりまみれで傷ついている姿を見たくない」

インドネシア出身の参加者
「このままガザはどうなるのか、今はまだ(停戦実現を)信じていないので、早く停戦できるようにお祈りする」
戦闘開始からまもなく2年。停戦への祈りは届くのでしょうか。