「参考にしているのはドジャース・山本由伸投手」

身長182センチ、体重65キロ。ゆったりとしたフォームから投げ込むストレートの最速は146キロで「空振りがとれるストレートを目指しています」。球速自体は気にしていないというが「初速と終速を同じぐらいにするのを意識していて、バッターの手元でもう一段階、速さを上げるのを意識し」、日々理想のストレートを追い求めている。

寮での様子

ストレートに加え、スライダー、チェンジアップ、カーブ、フォーク、スプリットと多彩で切れ味抜群の変化球も持ち合わせる。中でも、スプリットは完全試合を達成した試合前に習得。「一番遅く覚えた変化球なんですけど、一番自信になった変化球。速さを求めつつ、落ち幅を大きくっていうのを意識しています」と自信をのぞかせる。

「3〜4歳ぐらいの時にレゴとか作るものが好きでよく遊んでいた」という中山。多彩な変化球を操る手先の器用さは、幼少期に培われた。また、野球の動画サイトやプロ野球の試合を見るなど、研究熱心な一面も持ち「特に参考にしてるのはドジャース・山本由伸投手」だという。