大分県内で初めて、佐伯市に「旅先納税」と呼ばれる新しいシステムが導入されました。これは、旅行などで訪れた自治体にスマートフォンを通じて寄付すると、現地で使える電子商品券が返礼品として受け取れる仕組みです。

3日は運用開始にあわせてマスコミ向けに発表会が開かれました。「旅先納税」はふるさと納税の制度を活用し、旅行者がスマートフォンで寄付できるのが特徴です。寄付をすると、加盟店で利用できる電子商品券がもらえます。

この日は、加盟店32店舗のうちの1店舗でデモンストレーションが行われ、利用者がQRコードでサイトにアクセスして寄付し、受け取った電子商品券で支払いを体験しました。

(利用者)「現地に来てこうやって使えるというのは本当にその町を好きになって寄付して、またおいしいものが食べられるということで非常にいいなと思いました」

佐伯市は、旅先納税の導入により観光客の増加と、観光振興につなげたい考えです。