獲れたての新鮮な能登の海の幸を空輸で直送し、その日のうちに首都圏で販売する取り組みが行われました。
消費の拡大へ、大手航空会社も能登復興を支援します。
早朝の午前6時、能登町の宇出津新港にある仮設の荷捌き場に新鮮な魚介類が次々と運び込まれます。

その魚を見つめるのは、全日空の社員たちです。
これまでも被災地の親子を万博に招待したり、ボランティア・ツアーを企画したりして、能登を支援してきました。
今回は3月に続き「能登応援消費フェア」と銘打って、金沢の水産会社や首都圏で鮮魚専門店を展開する「魚力」と連携し、能登の海の幸を能登空港からスピード空輸し、新鮮なまま首都圏で販売します。

漁師「良いことやわいね。能登復興の為に宣伝になって良いと思う」「新鮮やしね。アオリイカなんか刺身で食べれば美味しいわ」
箱詰めされた鮮魚は、能登空港から午前のうちに羽田空港へと飛び立ちました。

全日空金沢支店・花井宏樹支店長「私どもは、定期就航で唯一能登空港で就航している航空会社。お客様のご搭乗のみならず、物の輸送も含めて人流、物流のところで、少しでも能登の応援、能登復興に貢献できればなと考えております」
能登の新鮮な海の幸は、午後3時ごろに早速、東京・池袋の魚力の店頭に並び、大勢の客が買い求めていました。
全日空では2026年3月まで月1回程度のペースで、能登獲れの海の幸を空輸し、首都圏での消費拡大を支援します。
今回は能登町の宇出津港と珠洲市の蛸島港で水揚げされた魚介類が空輸されましたが、全日空では能登の他の漁港で水揚げされたものの取り扱いも検討していくということです。