高知東部自動車道の高知龍馬空港ICから香南のいちIC間が開通してから半年が経ち、開通後の交通状況などが発表されました。
2025年3月、高知東部自動車道の高知龍馬空港ICから香南のいちIC間のおよそ3.5キロが開通しました。土佐国道事務所によりますと、並行する国道55号と県道364号の開通後の1日あたりの交通量は、開通前に比べておよそ4割、台数でおよそ1万7200台減少しました。また、国道55号を通勤で利用する人への調査では、アクセス面の向上を実感する声があがったということです。さらに、開通によって最大クラスの津波でも浸水しない緊急輸送道路が伸びたため、周辺住民のおよそ6割が「防災機能が向上した」と答えています。

一方、高知東部自動車道では交通事故が多く発生していて、県警によりますと2025年は8月末までに107件と、2024年の同じ期間と比べておよそ1.7倍に増えています。

原因は前方不注意がおよそ9割と大部分を占めていて、県警は「十分車間距離を持ちわき見運転は絶対にしないでください」と注意を呼び掛けています。