先月30日、群馬県前橋市の住宅で80代の女性が意識不明の状態で見つかり、その後、死亡した事件で、女性の死因は首を絞められたことによる窒息死であることがわかりました。

この事件は先月30日の朝、前橋市粕川町の住宅で80代の男性から「妻を殺した」と通報があり、この家に住む増井邦子さん（81）が意識のない状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡したものです。

警察はきょう（2日）、司法解剖の結果、増井さんの死因が手で首を絞められたことによる窒息死だったと明らかにしました。

増井さんの夫は腹にけがをして現在も入院していますが、意識はあり、警察に対し「自分で腹を刺した」と話しているということです。

現場の住宅にはこの夫婦が2人で住んでいました。

警察は、夫が妻を殺害した後自殺をはかったとみていて、夫の回復を待って殺人の疑いで任意で事情を聴く方針です。