1日岩手県宮古市で車5台が絡む事故が発生し、意識不明の状態で病院に運ばれた高齢の夫婦がおよそ2時間後に死亡しました。

亡くなったのは、宮古市山口の無職・榊哲夫さん(89)と妻の靜江さん(87)です。警察などによりますと、1日午前10時40分ごろ、宮古市西町の県道で、60代の無職の男性が運転する乗用車が対向車線にはみ出し、前から来た軽トラックなどに接触した後、哲夫さんが運転する乗用車と正面衝突し、そのまま別の車にも接触する合わせて5台が絡む事故がありました。

哲夫さんと助手席に乗っていた靜江さんは意識不明の状態で市内の病院に運ばれ、約2時間後に出血性ショックで亡くなりました。

現場は見通しの良い片側一車線の直線道路で警察が事故の詳しい原因を調べています。