EU=ヨーロッパ連合の非公式の首脳会合がデンマークで開かれ、24兆円にのぼる「ロシアの凍結資産」をウクライナへの支援に活用する方法などが話し合われました。

会合は1日、デンマークのコペンハーゲンで開かれ、ウクライナの防衛のために大規模な資金拠出が続く中、およそ24兆円にものぼる「ロシアの凍結資産」を活用する案が協議されました。

検討されている案では、凍結資産を活用して、将来、ロシアがウクライナに支払う「賠償金」と定義して融資する仕組みで、ウクライナは実際にロシアが賠償金を支払うまで無利子で融資を受けることができます。

これまで凍結資産を没収する案も出ていましたが、法的リスクがあるとしてフランスなどが難色を示してきました。

EUは「融資」という形で合意したい考えで、今月中に再び協議する方針です。