アクリル板を細かく削ったアート作品を制作し、国の内外で活躍する諫早市出身の美術作家 徳永博子さんの個展が、2日から長崎市で始まりました。

繊細な線が、まるで目の前に浮いているかのよう。

神秘的で、立体感のある不思議な作品です。

美術作家 徳永博子さん(諫早市出身):
「アクリル板一枚に対して表と裏削って、それを3枚重ねて、それで6層ですね。で、一番奥にミラーがあるのでさらに12層のボリュームに見えるように」

美術作家の徳永博子さんは諫早市出身で、現在は、東京を拠点に国の内外で活躍しています。

長崎での個展は7年ぶり。

店舗に併設されたギャラリーに、19点が展示されています。


こちらは、森を下から見上げた時の枝や葉の重なりを表現しました。

上五島の教会で出会ったマリア像から、アイデアを得た作品もあります。

美術作家 徳永博子さん(諫早市出身):
「透明なものを削るっていうと色もなくなるし、この線自体も結構無機質なので筆の跡の癖っていうのもなくなるなんか自分自身の癖を全部抜いた状態で、作品として、皆さんに観て頂ける」

徳永博子さんの個展は、長崎市のココウォーク5階『KOMINKAN』で今月25日まで。

3日午後2時からは、徳永さんのトークイベントも行われます。