家計直撃 値上げの秋

青森市とおいらせ町に12店舗のスーパーを展開する「県民生協」です。
店側は10月の値上げラッシュに対応を苦慮しています。

市川麻耶 キャスター
「こちらのコカ・コーラ商品。きょうから30円ほど値上げして、税込みで200円を超えました。ただ、企業努力があり、いまは117円で販売されています」

店は9月のうちに大量に商品を仕入れたことで、10月1日は値段を抑えて販売しています。

ただ、一部の商品は1日から引き上げていて、焼酎や日本酒、それに冷凍食品などは1割~2割近く上っているということです。その対象は多岐にわたっていて、帝国データバンクによりますと、10月の食品の値上げは3024品目で、半年ぶりに3000品目を超えています。

全体の7割以上をしめているのが、清涼飲料水やアルコール飲料で2262品目です。

ほかにも、パックご飯などの「加工食品」と焼き肉のたれやみそ製品などの「調味料」が300品目前後値上げとなっています。

買い物客は
「ほとんど全部上がっている。安くなったものはひとつもない」

「食費に一番お金がかかる。前より1.5倍はかかっている」

青森県民生協 ひまわり館 高橋淳一 店長
「他の飲料の商品も10月の(値上げの)案内がきているので、また中旬・下旬と他の商品も値上げということで、非常に頭を悩ませています」

県民生協は、消費者離れをくい止めるために1日~4日までは、ポイントの還元率を上げるなどしています。

相次ぐ値上げに消費者、企業ともにまだまだ頭を悩ませる日が続きそうです。