専門家が教える「気を付けるべき場所」

井上キャスター:
高低差があり、擁壁の上に家を建てている場所というのは、全国各地に多いです。

釜井名誉教授によりますと、以下のような場所は要注意ということです。

▼「2段になっている擁壁」
→下の擁壁を作った後に、土地をさらに広げるために上に新しく作った場合が多い。構造的に弱い。

▼「擁壁に苔・草が生えている」
→盛り土全体の水分が多い可能性のある

こういうところを、目視で日本全国、調査していかないといけないということですか。

京都大学 釜井俊孝 名誉教授:
全国各地にこういった場所は多いので、既にやっていると思いますが、自治体などが調査をしていきます。その後、亀裂があるかないかなども含めて、いろいろな点検をして、ある程度、危なさを数値化していく、データを集めておくのが大事だと思います。

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〈プロフィール〉
釜井俊孝さん
京都大学 名誉教授
宅地の地盤と崩壊に詳しい

ミッツ・マングローブさん:
タレント・歌手
慶応義塾大学法学部卒業 イギリス留学の経験も
ドラァグクイーンとしてデビュー後はタレントや歌手など多彩な活動を行う