9月30日の夜、東京・杉並区の住宅街で木造2階建ての住宅が倒壊しました。
住宅が倒壊した原因は何が考えられるのか。また、歩いているときに巻きこまれないためにはどういったことに注意すればよいのでしょうか。
「危ないのではないか」倒壊前から危険視する声があった

井上貴博キャスター:
これから修復をしようとしていた矢先に、事故が起きてしまいました。
事故が起きたのは、東京メトロの方南町駅から約300m離れた場所。9月30日午後7時15分ごろ、「一戸建てが崩れてきている」と110番通報が入りました。

事故現場を横から撮影した写真を見ると、高低差がある土地で、土が崩れないように固めていた擁壁の部分、その上に一軒家の1階部分が建っていました。そのため、マンションの2階や3階部分あたりに、倒壊した一戸建て住宅の1階部分があったということです。
擁壁部分から土砂崩れのような形で崩れていき、隣のマンションの方に崩れた建物が流れていったという状況です。
近隣の住民の方からは、倒壊前から建物にヒビが入っていて「危ないのではないか」「水もチョロチョロ出るようになってきた」という声が上がっていました。

2025年3月に撮影された写真からも、素人目でも明らかに危ないのではないかというのが分かります。