来年春に卒業予定の大学生らの企業への採用内定がきょう1日、解禁されました。鹿児島銀行では、内定式がありました。

鹿児島銀行の内定式には、来年4月に入行予定の大卒と短大卒のあわせて122人が出席しました。

金融サービスの強化などを目的に鹿児島銀行と肥後銀行が経営統合して誕生した「九州フィナンシャルグループ」は設立からきょう10月1日で10年です。

(鹿児島銀行 郡山明久頭取)「この10年の間に金融関係は大きく変わった。これから一番環境がおもしろく、やりがいが出るタイミングで社会人になる。たゆまぬ自己変革をしてもらいたい」

鹿児島銀行では、初任給を4年連続で引き上げていて、勤務地を限定しない採用者の初任給は来年度、大卒が27万円、短大卒が24万5000円、高卒が22万5000円と、今年度より一律1万円上がります。

(鹿児島大学・県出身)「賃金が上がった分の価値を提供したい。給料は旅行に使って楽しみたい」

(長崎大学・県出身)「対話をしっかりとして、安心して業務を任せられる社会人になりたい」

内定者数は145人と計画より15人多く、「給与アップは安定的な人材確保につながっている」としています。