青森市の油川地区で250年以上伝承されてきた獅子舞が、9月30日に地元の小学校で披露されました。その迫力に圧倒された児童たち、出前授業は大盛り上がりとなりました。

迫力溢れる舞を披露するのは、青森市で250年以上伝承されてきた油川獅子舞保存会です。9月30日は地元・油川小学校へ出前授業に訪れました。

保存会は次の世代への継承活動に力を入れていて、今ではメンバー全体の3分の1にあたる9人が小中学生と大学生です。その中には、在校生の田中樹さんもいます。

油川小学校 4年 田中樹さん
「踊るときが楽しい。人数を増やして、いろんな人がいて誰でも楽しめる保存会になればいい」

獅子舞の迫力に圧倒された児童たちは、体験会が始まると興味深々。太鼓を叩いたり、獅子を案内するサル「オカシコ」の面を被ったりして、地元に根差した伝統芸能を学んでいました。

児童は
「音が大きくて、獅子舞の踊りが激しかった」

「獅子舞に興味を持ったから、やろうと思った」

保存会は、10月5日に開かれる青森秋まつりで獅子舞を披露するなどして魅力を広く伝えていきたいとしています。