10月1日で能登半島地震から1年9か月、被害が大きかった高岡市伏木地区で、10月5日まで芸術祭が開催されています。特徴は「まぜこぜ」。障がいのある人の「ありのままの表現」を育み発信してきた、伏木ならではの芸術祭です。

9月28日、高岡市伏木地区で開幕した「ふしきの『ふ』芸術祭」。「ふるさと」や「ふれあい」、そして「ふっこう」への願いが込められた芸術祭です。

観客「街灯で『あ、これや』ってわかった。思い出すね、懐かしい。懐かしい看板の名前、今はないから」

観客「面白いですね。笑ってる、いたずらっぽく」

地域の人たちとこの芸術祭を企画したのは、伏木を拠点に活動している「障害者アート支援工房ココペリ」です。

ここで障がいのある作家たちが思い思いに作品を創作し、見たことのない「ありのままの表現」が次々と生まれています。

アートの力を発信し続けてきたココペリの米田昌功代表にとって、この芸術祭は特別です。

工房ココペリ 米田昌功代表「現代アーティストと障害のあるアーティストの作品がほぼ半々で、みんなが寄せ集まって、作品同士が対等にここで存在して誰かに作品の思いを伝えたりしているってことがすごく大事」