日本維新の会は「副首都構想」の実現に向け、法案の骨子をまとめました。

 (日本維新の会・吉村洋文代表)「いざというとき、日本の首都機能をバックアップする副首都をつくる、そのための法案の骨子を本日まとめたいと思います」

 日本維新の会が9月30日に発表したのは、「副首都構想」の骨子案です。

 参議院選挙の公約としても掲げていた「副首都構想」は東京一極集中を是正し、東京とほかの地域との経済格差の解消や、災害が発生した場合の首都の中枢機能の維持などを目的としています。

 案では、副首都の指定要件として道府県と政令指定都市による「二重行政」が解消された特別区が設置されていることや、東京と同時被災のおそれが少ないことなどをあげ、副首都は税制上の特別措置を受けることができるとしています。

 (日本維新の会・吉村洋文代表)「背骨のある日本をつくるという意味でもツインエンジンで日本を引っ張ることをまずは目指していきたい。(自民党の)総裁が決まればぶつけていきたい」

 維新は今後、与党などと協議を進め、来年の通常国会で法案の成立を目指したいとしています。