山口県の山口・萩・防府の3つの市の消防本部が個別に受けていた119番通報が一元化されます。通信指令業務を担う県央消防指令センターが11月から共同運用を始めます。

「県央消防指令センター」は山口市、萩市、防府市の消防通信指令業務を担います。通報者のスマートフォンを介して現場の状況を映像で確認したり、通報内容を会話形式で視覚化したりできるシステムが新たに導入されます。

11月1日から山口市役所本庁舎5階で共同運用を始める予定で、30日、職員が通報を受けたときの対応を確認していました。これまで3市の消防本部が個別に受けていた119番通報が一元化されますが、通報方法に変更はありません。

山口市消防本部 通信指令課 岡田豊昭 課長
「大規模災害時とか1つの市でまかなえない場合も、ここで情報が一元化されますので、いち早く応援の要請ができる、他市の方に出動要請できるというメリットがあります」

管轄する人口はおよそ34万人、面積はおよそ2000平方キロメートルと県内最大規模になるということです。