大分県津久見市は30日、国勢調査の調査員が、対象世帯の名前や生年月などが記入された調査票1枚を一時紛失していたと発表しました。

市によりますと、9月22日、国勢調査員が対象世帯を訪問し、本人立ち会いのもとで調査票を回収しました。ところが28日、近くに住む親族から「調査票が道路上に落ちている」と連絡があり、市が調査員に指示し、調査票を回収しました。

調査員が書類を適切に収納せずに持ち運んでいたため、その際に紛失したとみられています。

市は県と国に報告するとともに、対象世帯に謝罪しました。現時点で個人情報の流出や悪用などの被害は確認されていません。

市は再発防止に向け、全調査員に文書で通知し、調査票の取り扱いルールや個人情報の管理徹底を改めて指示しました。

国勢調査は数万円の報酬で募集した調査員が担当していて、津久見市では今回116人が携わっています。