“夏の厄介者”のイメージがある「蚊」。
涼しくなったこの時期に猛威を振るっています。

25℃~30℃で活発に活動

涼しくなり過ごしやすくなりましたが、実は今は「蚊」にとっても過ごしやすい気温です。
蚊は▼20℃で活動開始▼25℃~30℃で活発に活動▼30℃以上で動きが鈍ります。
害虫防除技術研究所所長の白井良和氏は、
「9月から活性化し、10月下旬まで注意が必要」と話します。

【秋の蚊の特徴1】『多い』

猛暑日が続いた8月、蚊は木陰や草むらに隠れて夏バテしないようにじっとしていました。
また、雨が少なかったので産卵場所の水たまりが蒸発してしまい、ふ化・成長できずに卵のまま猛暑をしのいでいました。
9月になり、気温が30℃以下となり秋雨などで水たまりが増えたことで、
「8月にう化しなかった卵」や「9月に産卵された卵」が一斉に成虫になり、活発に活動を開始しているのです。

害虫防除技術研究所所長 白井良和氏:
卵は乾燥に強いので、水に浸かるまで待っていたということになります。