京都府にある陸上自衛隊祝園分屯地で火薬庫の増設工事が始まったことに対し、住民グループが抗議の請願書を提出しました。

 京都府精華町と京田辺市に広がる陸上自衛隊祝園分屯地では火薬庫14棟の増設が計画されていて、8月、造成工事が始まりました。

 住民グループは9月30日、説明会の開催や政府が新たに導入する長射程ミサイルを保管しないことなどを求める請願書を内閣総理大臣と防衛大臣宛に提出しました。

 (呉羽真弓共同代表)「有事の際だけでなく平時にも危険性が非常に高まるということが心配の種です」

 防衛省は「火薬庫に保管する弾薬については、自衛隊の能力が明らかになるおそれがあり、具体的に示せない」としています。