育休取得へのハードルを下げる工夫で効果をあげた病院も 

男性の育休を推進する企業は他にも。倉敷市のしげい病院では、実際に育休を取った男性スタッフの体験談などを広報誌で発信。また、更衣室には育休取得を呼びかけるポスターが掲示されています。

(しげい病院総務課 本多雅亮課長補佐)
「自分も取れそうだなとか取っていいんだなという風に気持ちも軽くなるかなと思いますので、取得に対するハードルを下げる効果はあるのかなと思っています」

5年前まで男性の育休取得者は0人だったということですが、今では毎年約10人が取得。また、取得日数は平均71日で、おととしの全国平均を大きく上回っています。

岡山県内でも取得が進む男性の育児休業ですが、街ではこんな声も…。

(2児の父親)
ー育児休業は取りましたか?

「いや、取っていないです。ちょっと仕事が立て込んでたというか何というか…いろいろあって」

(会社員)
「実際は(取得率)100%とうたっているのですが、取りにくい雰囲気はありますね」

(子どもが生後10か月)
「僕が単身赴任なのでなかなか取る機会はない。妻ががんばっている間は仕事をがんばりたいなと」

また、就職活動中の学生からは…。

(就活生)
「(育休を)取れる企業にぜひ行きたいです」

「社員の事を大切にしているんだなという雰囲気は感じます」

「取得率もそうですけど取得日数も意外と気になって見ます」