「40.5%」

この数字は昨年度、全国で1日でも育児休業を取得した男性の割合です。統計が始まった1996年はわずか0.12%でしたが、ここ数年は毎年大幅に上昇していて、昨年度は初めて40%を超えました。

しかし、取得率が上がる一方でまだまだ課題もあります。男性の育休取得が進む中、今後、企業などにはどのような取り組みが求められるのでしょうか。

倉敷市の銀行員の男性(29)の育休に密着

(多賀貢平さん(29))
「ミルク欲しい?はい、どうぞ」

倉敷市に住む銀行員の多賀貢平さんです。今年4月に第一子となる長女の色楓ちゃんが生まれ、今月11日から育児休業に入っています。

(多賀貢平さん)
「毎日成長が著しくて楽しいですね」

多賀さんが育休をとるのはこれが2回目。最初は色楓ちゃんが生まれて1か月後に約3週間。今回は、離乳食を始めるタイミングに合わせての取得です。

(多賀貢平さん)
「やっぱり子どもがこんなに小さい時って今しかないので、このタイミングでずっと見られるというのはすごく幸せに思います」

育休中は、ミルクや離乳食、寝かしつけなど育児に奮闘。妻の孝子さんも2人で育児ができる喜びを実感しているといいます。

(多賀さんの妻・孝子さん)
「日中に1人で子育てをしているというのは結構孤独感があるんですよ。だから日中も大人2人で子どもを見れるというのは結構大きい」