3年連続で男性の育休取得率100%
育児休業を取得する男性は、ここ数年、岡山県内でも急増しています。
要因の1つは2022年度に新設された「産後パパ育休」制度。それまでは、男性が育休を取得する場合、原則、まとめて1回でしたが、期間を分けて最大4回取ることができるようになり取得率が上昇。2023年度には50%を超えました。

多賀さんは普段、中国銀行の玉島支店で働いています。この日は育休に入る1週間前。同僚に業務の引継ぎを行っていました。
(多賀貢平さん)
「同僚に少なからず迷惑をかけてしまうのですが、最終的には上司から育休を積極的にぜひ取ってほしいと背中を押してもらったので」
中国銀行では男性行員の育休取得を後押ししようと、毎年、研修会やフォーラムを開催。また、今年からは取得時期や日数の希望を上司と事前にやり取りできる、「パパ育休プランシート」というシステムも整えました。
これらの効果もあり、現在、3年連続で男性の育休取得率100%を達成しているといいます。
(ちゅうぎんフィナンシャルグループ D&INEXT10推進部 川高博嗣さん)
「数字ありきではなくていかに取りやすくするかというところを考えているので、風土整備・土壌整備がまず大切かなと思っています」
