市役所に苦情殺到、無言電話も 職員「不名誉」「業務的にもつらい」

前橋市職員
「前橋市がこういう形で有名になるというのはすごく不名誉なことですし、前橋市をよりよくしていこうという職員の思いを引き裂くというわけじゃないですけど。市長に対しては市のトップとして自覚ある行動というか、公私混同しないでほしいと思いますし、(相手の)職員も、税金を扱っているという自覚を持ってほしい」

この職員は、税金関係の部署に勤めているといいますが、その部署にも市民からの苦情の電話が回ってくる状態が続いているといいます。

前橋市職員
「市民の方からの電話・お叱りの言葉が多くて、業務的にもなかなかつらい思いがある。職員も市民のそばに立って説明しているので、(市長には)みんなが納得できるような説明をしてほしい」

市役所には、29日午後5時15分時点で苦情の電話が2617件かかってきていて、無言電話などを合わせると、その数は3582件にのぼるということです。

進退表明は?市議に対し再説明へ 非公開で行われる見通し

一方、市議会の議長は29日、小川市長に対し各会派がまとめた意見書や質問書を手渡しました。

――市長の表情はどう見えたか?

前橋市議会 富田公隆 議長
「厳しい表情で、我々が行った時にも『ご迷惑をおかけして申し訳ありません』というところからスタートいたしました。とにかく出処進退はなるべく早く示してくださいと」

議長によると、10月2日に市議に対する2回目の説明会が決定し、非公開で行われる見通しだということです。

市議への説明で、小川市長は進退を明言するのでしょうか?