神戸の課題だったインバウンド需要、ついに解決するのでしょうか。

 9月29日午後、神戸市内で開催された会合。テーマは「神戸空港の利用と推進」についてです。

 神戸といえば、インバウンド需要のとりこみに苦戦してきた街。10年ほど前、大阪や京都が中国などから来た「爆買い」客で賑わうなか、神戸にはなかなか足を運んでもらえず。

 (三宮センター街企画部長 ※2016年)「このままいったら神戸という街が埋没する可能性は十二分にあるなという危機感はあります」

 しかし、転機となったのが今年4月。これまで国内線に限られてきた神戸空港で、台湾やソウルなどと結ぶ国際チャーター便の就航が始まったのです。

 神戸観光局によりますと、4月のインバウンドの宿泊客数は去年の同じ月の1.5倍に。5月、6月も大阪や京都を上回る伸びとなりました。

 29日の会合で講演した航空・旅行ジャーナリストからは、神戸空港をさらにいかすべくこんなアドバイスが。

 (航空・旅行ジャーナリスト 鳥海高太朗さん)「神戸空港は関西空港より楽じゃないかと。新神戸と神戸空港は(直行便バスで)20分ちょっとでいけますからね。新幹線にスムーズに乗れるっていうところがあってもいいのかなと」

 “インバウンド需要一人負け”から、脱却できるのでしょうか。