九州電力は、定期点検中の佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所4号機について、発電再開を延期すると発表しました。

主蒸気系統の弁に不具合が見つかったとしています。

佐賀県玄海町の玄海原発4号機は7月27日から定期点検に入っていましたが、九州電力によりますと28日の主蒸気系統検査で蒸気を止める弁に不具合が見つかり、蒸気が漏れました。

点検を実施するため10月2日に予定していた発電再開は延期します。

漏れた蒸気に放射性物質は含まれておらず、環境への影響はないと説明しています。

また、今回の発電再開延期による電力供給への影響はないということです。

九州電力は「引き続き安全確保を最優先に一つひとつの工程を慎重に実施してまいります」とコメントしています。