診察開始から約5時間…症状は改善
そこで、24時間以内にオシッコが出ているか飼い主に確認してみると。
(飼い主)
「オシッコ出ていなかったかも」
(井隼獣医師)
「オシッコが詰まる尿道閉塞という病気」
尿道閉塞とは、尿道が詰まってオシッコが出せなくなる病気。進行すると腎不全や尿毒症を発症する可能性があります。そこで尿道にカテーテルを入れ、詰まりを解消。オシッコを外に出す処置をすることに。

ところが、カテーテルの先が少し入るだけで、そこから先へ進みません。尿道の詰まりを解消するには、13センチほどのカテーテルがほぼ入らなければいけないそうですが、処置を始めてからすでに30分が経過。
(ディレクター)「(カテーテルが入らないのは)まれなケース?」
(井隼獣医師)「これだけ大変なのは初めて」
いつもはすんなり入るカテーテルが、テオくんの場合は体が大きく脂肪も多いので、なかなか入ってくれないのだとか。

悪戦苦闘すること約1時間…ついに尿道からオシッコが。さらにパンパンだった膀胱も…
(井隼獣医師)
「膀胱のサイズだいぶ小さくなった」
(宇田川獣医師)
「すごく小さい。硬さも無くなった」
診察開始から約5時間。ようやく症状が改善しました。
