8党派「細川連立政権」発足 「『政治改革』やろうという吸引力がしっかりしていた」

一方で、かつて野党が“反自民”で一丸にまとまったのが、細川さんが率いた8党派に及ぶ連立政権でした。

1993年、総選挙で自民党は過半数割れに追い込まれます。当時の野党・新生党の小沢一郎氏は...

新生党 小沢一郎代表幹事(1993年7月・当時)
「与野党のもたれあいの政治では、これから日本はやっていけない。自民党と連立する気もありません」

そして誕生したのが、「非自民8党派」が結集してできた、細川連立政権。自民党は結党以来、初めて野党に転落します。

街の声(1993年8月)
「(細川政権を)支持できる。汚れのないような感じがするから」

発足時の支持率は77%を上回る(JNN世論調査)など、国民からの期待感は否応なく高まりました。

自民党から分かれた小沢氏率いる新生党から、長く自民党に対抗してきた社会党まで、多様な野党が一つにまとまることができたのはなぜか。

【8党】
・日本新党
・新生党
・社会党
・公明党
・民社党
・新党さきがけ
・社会民主連合
・民主改革連合

細川氏
「『政治改革』っていうものをやろうっていう吸引力がしっかりしてましたから。やっぱり旗印がないと、まとまりにくい。『この指止まれ』っていうのをやった。それが非常にうまくいきました」