愛媛県内有数のコメどころ西予市では、市内の中学生などに贈られる、コメの収穫が行われました。

西予市では、子育て支援の一環として、市内の生産者からコメを買い取って、中学生1人あたり20キロを贈る事業を行っています。

このうち「にじのきらめき」という品種を栽培している、市内城川町にある棚田で、8月31日に行われた収穫作業には、地元の中学生も収穫に参加しました。

中学生たちは刈り取りのほか、コメを自然乾燥させるための「稲架(はさ)掛け」の作業も体験していました。

(中学生)
「(米作りの)苦労を知ったので、その分、思い出しながら一粒一粒味わって食べたい」

(生産者)
「自分たちも汗かいたことを思い出しながら食べていただけると、一味違うのでは」

生産者によりますと、標高の高いこの地域の棚田で育つコメは、昼夜の寒暖差がもたらす甘みとねばりが特徴で、今年も大粒で質良く育ったということです。

収穫されたコメは、11月末に中学生に届けられるほか、ふるさと納税の返礼品にもなるということです。