宮城県内でクマの目撃が相次いでいることを受け、宮城県は9月までとしていたクマ出没警報を10月末まで延長することを決めました。

宮城県によりますと、県内では9月に入り、24日時点で126件のクマの目撃情報があり、過去5年間の9月の平均を35件上回っています。

また9月12日には富谷市富谷新町の市道で60代の男性が体長約1.5メートルのクマに襲われ、顔や頭などにけがをしました。こうしたことから宮城県は、9月末までとしていた「クマ出没警報」を10月31日まで延長することを決めました。

林野庁は2025年はクマの餌となるブナが「大凶作」になると予測していて、餌を求めたクマが行動範囲を広げる可能性が高いということです。宮城県は、生ごみを屋外に放置しないことや、クマ鈴やラジオを鳴らすことなどを呼びかけています。