宮城県内の公立高校入試で2026年3月からウェブでの出願が導入されるのを前に、実際に出願に携わる教員を対象としたシステム操作の説明会が開かれました。

仙台市宮城野区で開かれた説明会には、県内の中学校の教員およそ130人が参加しました。教員たちは、ウェブ出願システムについて、実際に受験生が行う操作手順を体験しました。県内では、利便性向上を目的に今年度=来年3月の入試から全ての公立高校の出願がウェブ上での手続きに移行します。出願はこれまで、受験生が手書きで願書を書き、中学校が取りまとめて一括で高校に提出していました。

ウェブ出願では、受験生がオンライン上で名前などの基本情報や出願先の高校を登録。学校側はオンライン上で登録内容を確認すると共に内申書などをアップロードします。高校側もシステム上で登録された出願データを確認するということです。学校側の事務作業や経費の削減にもつながると期待されています。

10月中旬からは出願を模擬体験できるトライアル期間が設けられる予定です。実際には、年明け1月19日から基本情報の登録期間が始まり、出願期間は来年2月13日までとなります。