熊本県高森町で昔ながらのトウモロコシの掛け干しが行われています。

トウモロコシの掛け干しが見られるのは、高森町下切の甲斐好夫さん(78)の納屋です。

妻のテツ子さん(72)と1本1本作業した約6000本のトウモロコシが、納屋の壁にびっしりと掛けられ、オレンジ色に彩っています。

甲斐好夫さん「自分も楽しんでしよるけど、みんなが来て『きれいな』とか『美しいな』とか言われると、またやろうかなと」

トウモロコシは「地とうきび」と呼ばれる在来種で、昔から保存食や牛馬の飼料用として掛け干しが行われていましたが、今ではほとんど見られなくなり、甲斐さんの家には県の内外から写真を撮りに訪れる人も多いということです。

この掛け干しは出荷する12月上旬ごろまで見ることができます。