長野県中野市で4人が殺害された事件の裁判員裁判が26日結審しました。黙秘を続けていた青木政憲被告は、最後に口を開き、「私は異次元の存在。人を殺して死刑になるために来た」などと持論を述べました。

中野市の農業・青木政憲被告(34)は、2023年5月、女性2人と警察官2人の
合わせて4人を、ナイフや猟銃で殺害した罪などに問われています。

検察側は論告求刑公判で死刑を求刑しています。

26日の公判で、これまで黙秘を続けてきた青木被告は、最後に初めて口を開き、次のように持論を述べました。

青木被告:「私は異次元の存在から迫害を受け、人を殺して死刑になるために来た。もう二度とプレイしない。被害を受けた人たちには埋め合わせがあるだろう。中の人たちを傷つけて申し訳ない。ここは私にとって仮想空間なのでプレイという表現になった」

裁判長:「もういいですか?」

青木被告:(うなずく)

11日間に渡って審理が行われた裁判は、きょう(26日)結審しました。判決は10月14日に言い渡される予定です。