中国の李強首相が国連のグテーレス事務総長と会談し、国連の地位と権威を守る考えを伝えました。アメリカとの違いを鮮明に打ち出し、国際社会での発言力強化につなげたい考えです。
アメリカのニューヨークを訪問している李強首相は24日、国連のグテーレス事務総長と会談しました。
中国外務省によりますと、李強首相は国連について「平和と安全の維持や社会・経済の発展において、かけがえのない役割を果たしてきた」と評価。そのうえで、「中国はこれまでのように国連の地位と権威を断固として守る」と述べ、国連を中心とした世界秩序を維持していく考えを強調しました。
また、「一部の国による一国主義や保護主義的な行動が世界経済に打撃を与え、国連が掲げる目標の実現を遅らせている」とトランプ政権を批判しました。
これに対し、グテーレス事務総長は「中国は国連や多国間主義の強力な支え手である」と今後も中国との協力を重視する考えを示したということです。
トランプ大統領が国連を強く批判する中、中国としては国連を支える姿勢をアピールすることで、アメリカとの違いを鮮明にし、国際社会での立場を強化したい狙いがあります。
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