先月の霧島・姶良集中豪雨の農業被害額は97億円で、鹿児島県内でこの10年間におきた自然災害で最大となりました。
これは25日の県議会・産業経済委員会で報告されたものです。

霧島市や姶良市を中心に被害が出た集中豪雨では、畑や農道などへの被害が93億7500万円で、全体の9割以上を占めています。

次いで、農業・畜産用機械が1億4400万円、家畜市場の浸水など農業施設が1億2900万円、稲や野菜などの農作物が5700万円です。
あわせて97億円あまりに上り、この10年間に県内でおきた自然災害では最大です。
また、先月県内を横断した台風12号による農業被害額は、12億円あまりとなっています。
県は被災した農家に対し、壊れた施設や機械の修理などの支援として、追加の補正予算案7000万円あまりを開会中の9月定例議会に提案しています。