能登半島地震からの復旧復興を最優先とし、現在棚上げ状態となっている石川県西部緑地公園の再整備について、馳浩知事は2026年度にも基本計画の策定に着手する考えを示しました。
産業展示館から優先的に取りかかり、3段階で整備する方針です。

石川県・馳浩知事「去年、今年と足踏みを致しました。理由は財政的な問題」
西部緑地公園の再整備をめぐっては、県が2023年に老朽化した県立野球場と県産業展示館の建て替えを柱に基本構想の策定に乗り出しましたが、2024年1月の能登半島地震で棚上げ状態となっています。
25日に開かれた県議会定例会の予算委員会で馳知事は、財政上の観点から同時に一体的な整備を進めることは困難としたうえで、イベントの利用が多い産業展示館から取り掛かり、その次に県立野球場、公園の再配置の順に3段階で整備を進める考えを示しました。
石川県・馳浩知事「産業展示館をまず軸に考えると、日本海側最大の物を作る必要があると考えている。箱モノとして大きな富を生み出していく交流の拠点にもなりうる。こういう観点からもまずは産業展示館というところから入りたい」

県は2026年4月以降、基本構想の次の段階となる基本計画の策定に着手する方針です。