(江幡記者リポート)
「実は盛岡ピカデリーは2009年に一度閉館し、その後、間を開けずに再開しています。後押ししたのは映画ファンの声でした」

盛岡ピカデリーは老朽化に伴い2009年1月に一度閉館しましたが、その翌月映画「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を受賞し大ヒットしたことで、同系列の盛岡ルミエールだけでは観客を収容できず、急遽ピカデリーでも臨時上映することになったのです。

(来場者は)
「すごいことをやったなと思って感心して。たまらなくなって来ました」

結局、この時の映画ファンの熱量に後押しされ、2010年2月にデジタル映写機を導入した上でリニューアルオープンをした経緯がありました。

盛岡ピカデリーでは10月3日から「ありがとう上映」として、盛岡でもロケが行われた「男はつらいよ夜霧にむせぶ寅次郎」や「おくりびと」など往年のファンが喜ぶ名作を次々と上演することにしています。