トランポリンを使った福岡県の事業をめぐる汚職事件の判決です。
5500万円以上の賄賂を県議会議員に渡した男に、執行猶予の付いた有罪判決が言い渡されました。
判決などによりますと、健康器具販売会社の実質的経営者・鬼木義美被告(66)は、ケア・トランポリン事業への補助金を盛り込んだ予算を成立させるため、当時、県議会議員だった片岡誠二被告(59)に5500万円以上の賄賂を渡しました。

24日の判決で、福岡地裁小倉支部(三芳純平裁判長)は、「高額な賄賂を供与した点は厳しい非難に値し、贈賄事件の中でも悪質性が高い」と指摘。
その一方で「事実をすべて認めて謝罪の意思を示し、社会的制裁も受けている」などとして、鬼木被告に懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。