中学生54人の音楽の成績が改ざんされていました。
三重県伊賀市教育委員会は、市立崇広中学校の2年生54人分の成績が、校長の指示で改ざんされていたと発表しました。

改ざんが行われたのは1学期の音楽の成績で、ことし7月、教師が保護者と生徒に対し、成績などについて話す三者懇談の前日に、複数のクラスの担任が「通知表の5段階評価と期末試験の点数に隔たりがある」と校長に相談しました。
校長は音楽の担当講師に連絡したものの、隔たりについての補足が間に合わなかったため、校長の指示で通知表の成績を改ざんしたということです。

その後、担当講師が異議を唱えたため、校長は市の教育委員会に経緯を報告し、今月に入って保護者向けの説明会を開きました。成績はもとに戻されたということです。