石破総理は先ほど、国連総会に出席するため、アメリカへ出発しました。一般討論演説では、国連の安保理改革などについて訴える方針です。

国連は世界の平和を求め、戦後とともに80年の歴史を歩んできました。ただ、国連安保理は“機能不全”だと指摘されていて、石破総理は本来の責任を果たすよう一石を投じたい考えです。

石破総理
「国連創設80年という節目の年でありますので、一般討論演説においては安保理改革、これを今こそ断行しなければならないと、そのことを申し上げたいと思っています」

石破総理はきょうから3日間の日程で、アメリカ・ニューヨークを訪れ、国連総会に出席します。

総会では、一般討論演説をおこない、石破総理は国連安保理の常任理事国で拒否権を持つロシアがウクライナへの侵攻を続けるなど、国連が機能不全に陥っているとして、安保理改革などを訴える方針です。

また、核軍縮・不拡散についての日本の立場や取り組みについても発信し、「核兵器のない世界」を訴えたい考えです。

このほか、国際社会が「分断と対立」に向かっているとして、「寛容」をキーワードに世界の平和の実現に向けた決意を表明する方針です。