酷暑・猛暑が落ち着き、秋めいてきた今、油断しがちな「食中毒対策」の意外な落とし穴について見ていきます。
酷暑×感染症で…リスク高まる食中毒

井上貴博キャスター:
食中毒の月別発生件数(去年までの過去5年平均)を見ると、1年中ある程度は食中毒が発生していることが分かります。特に春前の3月、湿気のある梅雨の時期の6月、そして、10月は急に発生件数が増えています。

ひなた在宅クリニック山王・田代和馬医師によると、「通常は胃酸などが食中毒の原因の菌を殺菌するが、“残暑バテ”などで免疫力が落ちると体内で菌が繫殖しやすい」ということです。
今年は、酷暑と新型コロナやインフルエンザなど感染症の流行もあり、食中毒が増える可能性があるといいます。菌側というよりも人間側の要因で、これからの時期に食中毒が増えやすいようです。