北海道小樽市の国道で、当時大学院生だった男性(当時24)が、飲酒運転の車に正面衝突されて死亡した事故から1年。

亡くなった大学院生の両親が悔しい胸の内を明かしました。

【ドラレコに記録された事故の現場】

■「あの子の努力が、実を結ばなかったのが本当に悔しい」

田中友規さんの母
「どれだけ泣き叫んだところで、本人はもう二度と目を覚ましてくれないので。もう虚しさと悔しさだけ」


1年前の9月22日、事故は起こりました。

ドライブレコーダーに記録された映像には、片側2車線の中央寄りの車線を走る白い車が突然、反対車線にはみ出します。

正面から衝突された黒い車。

この車を運転し死亡した、札幌市の大学院生・田中友規さん(当時24)です。

釣りが大好きで、この日も翌週、友人と行く釣りの下見に行った帰りに事故に遭いました。

田中さんは当時、化学系の研究職を目指して就職活動中でした。

田中友規さんの母
「とにかく勉強、勉強って頑張っていた子なので。あの子の努力が就職という形で実を結ばなかったのが本当に悔しい」