受刑者の社会復帰と再犯防止に向け、松山刑務所は職業訓練の取り組みを企業に公開し、就労支援への協力を呼び掛けました。

こちらでは、受刑者がパソコンの操作を学んでいます。情報処理のほか建設業や機械設計などで用いられる図面の作成技術を身に付けます。

この説明会は、出所した受刑者の社会復帰に理解を深めてもらおうと開かれたもので、建設業や農業など9つの事業者が参加しました。

中では、松山刑務所について初犯など犯罪傾向が進んでいない受刑者が収容されていることや、全国の刑務所の中でも職業訓練に力を入れていることなどが紹介されました。(松山刑務所高野洋一所長)「働き口を、できるだけ早く決めた状態で社会に復帰することが、再犯防止には大切」

全国で出所後、再び犯罪に手を染めて刑務所に収容された受刑者のうち、およそ7割が無職だということで、松山刑務所は、就労支援への協力を呼び掛けています。