埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故を受け、国土交通省は全国で実施した下水道管の調査の結果を公表しました。宮城県内では1年以内に対処が必要な下水道管がおよそ1.5キロ見つかったことがわかりました。

国交省が9月17日に公表した重点調査の結果によりますと、宮城県内の下水道管のうち県が管理する岩沼市と多賀城市にある4か所合わせておよそ1.5キロに重度の腐食や破損があり、1年以内に対処が必要とされる「緊急度I」と判定されました。

また、中程度の腐食や破損があり5年以内の対処が必要な「緊急度II」には県管理の岩沼市と多賀城市の合わせて10キロ余りが判定されました。一方で今回の調査では県内の下水道管周辺の地中に空洞は確認されませんでした。県は「一部の箇所についてはすでに補修を始めていて国と連携し速やかに対策を行う」と話しています。